第135話「鬱」

著者
m.yoshida
2010/01/12
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五木寛之さんが書いた「親鸞」がブームらしい。戦乱や飢饉が絶えなかった平安から鎌倉時代にかけての暗い時代背景が現在に酷似していて、その時代に悩みながら生き抜いていく親鸞の姿が、現在を生きる人たちに共感をよんでいるのではないかとのこと。

TV番組の中で五木さんが、「これだけ嫌なニュースが毎日起こる世の中で、鬱になるのは当たり前なことで、むしろなったぐらいの人のほうが人間味があるのでは・・・」と言っていたのにははっとした。

鬱の原因は様々な犯罪が起きる暗い世の中だからと言うことだけではなく、あまりの世の中の変わりようの早さと言うのもあるような気がする。「お正月を写そう♪」の毎年恒例の富士フィルムのコマーシャルが、樹木希林がでている同じ設定で化粧品にそっくり変わっていたのにも驚いた。

超大手企業すらも生き残りを掛けて、なりふりかまわず急激な変化に対応しようとしている。「今までの自分と決別して、新しい人生をスタートする」親鸞の中で書かれていることと、現在の世の中の人も会社も全く一緒のような気がする。

弊社も去年は初めての異住所への引越し、ついでですが、私も初めて住居の引越しをしました。何でもかんでも変えなければという意識はありませんが、変化を恐れず、明るく、プラス思考で頑張る所存でおります。弊社、私ともども本年もよろしくお願い申し上げます。

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