第175話「露出」

著者
m.yoshida
2013/05/13
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昔?以前は物件をなるべく多くの媒体に露出させることが、良しとされていた。しかし現在、PC、携帯の普及、さらには検索という恐ろしい手品?のようなものが誰でも簡単にできるようになり、状況は一変した。露出のし過ぎは逆に物件の価値を下げるということになってしまうようだ。

一応、不動産業界では、売買物件に限ったことだが、※(注1)専任及び※(注2)専属専任媒介を締結した場合、※(注3)レインズに登録しなければならないという規則がある。しかし、一般媒介または媒介契約を結ばないという抜け道を通れば、物件を露出しないという選択も可能だ。

不動産業者が自社の利益のために情報を隠ぺいすることを避けるために、業界的には、物件をレインズに登録することを義務づけ、すべての不動産業者に平等に情報を流すことによって、依頼者のために、より公正で透明な取引をめざすということを推進してきたが、皮肉なことに、状況によっては物件が陳腐化しすぎてしまい、価値を下げる結果を招いてしまう。

このコラムで何度も「IT革命による影響」というようなことを書いているが、(IT革命っていう言葉自体がもう古い感じか・・・笑) 本当にこれによって、物事の根本の考え方が変わってしまった感がある。古い考え方にとらわれず、便利なITを駆使して、お客様に嫌われないような不動産屋にならないと・・・(笑)

※(注1) 専任媒介契約・・・媒介契約の一種で、仲介を依頼できる業者が1社に限られる形式。自己発見取引は可能。業者は2週間に1回以上の活動状況報告が文章で義務づけられる。
※(注2) 専属専任媒介契約・・・依頼者は上記の専任媒介にある自己発見取引も制限される。業者は1週間に1回以上の報告が義務づけられる。
※(注3) レインズ・・・(Real Estate Information Network System)国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムの名称。不動産取引の透明性と適正・円滑・迅速な取引の実現を図る。
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