第10話「超人気路面店エリア 銀座編」
この街の印象は何と言っても「高級」というイメージではないでしょうか。私自身、貧乏性のためか「銀座」には自ら足を運ぶことはあまりなかったような気がします。6、7年前にお客様(アパレル業の方)の店舗のオーダーをいただくようになってからこの街に定期的に通うようになりました。
住所で銀座と名の付くエリアは結構広いのですが、アパレル業の方の好む路面店エリアはかなり狭まり、おもに「外堀通り」と「中央通り」に挟まれたところを指します。またその狭いエリアも「晴海通り」を境にしてヤングエリアとアダルトエリアに大きく分けることができます。
「晴海通り」の南西側(銀座5~8丁目)はご存知のとおり「並木通り」を中心に超高級なインポートショップが軒を連ねています。この通りにはもともと多くの高級店がありましたが、「シャネル」が路面店を出した5~6年前ぐらいからでしょうか、出店を望む企業がさらに増え、それに伴って賃料・保証金もバブル当時の額と同じぐらいになってしまったのではないでしょうか。ちなみに現在の並木通り沿いの1階店舗の条件を大雑把に言うと、賃料は坪当たり8万以上、保証金はその50ヶ月分以上といった感じでしょうか。
「晴海通り」の北東側(銀座1~4丁目)はインポートブランドの路面店はあまりなく、「ビームス」「シップス」といった若者御用達の路面店が点在しています。このエリアに大きい店舗はあまりなかったのですが、立派な1階オフィスの移転・撤退等により20代ターゲットの有力お店がかなりできました。今後、このエリアもアパレル関連企業の更なる出店により街の趣が変わってくると思います。
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