第108話「50・50」
顔に似合わず甘いものが好きで、この前の日曜日もケーキを買いに行って、注文し終わるや否や、店員さんがいつものように「AとBには(AとBはケーキ名)アルコールが入っておりますが、よろしいでしょうか?」と聞かれた。右から左に受け流せばイイものを・・・(笑) そんな質問に辟易しているアルコールも大好物な私は「その質問って、聞かなきゃいけないことになってるの?」って結果的にイヤミな質問を逆にしてしまいました。
いったいいつから?なんで?こんなに過剰(敏感)になってしまったのか?アメリカでスタバだったかマックだったかのコーヒーで焼けどしたとかで、とんでもない金額が支払われた馬鹿げた判例があったそうなので、そのへんからの世の中の流れってヤツでしょうがないんですかね?
ケーキにアルコールが入っているか否かは、子供やアレルギーの方にとっては確かに大事な問題なんでしょうが、こんなケースで、何か問題が生じたときに、店(生産・販売する側)だけに責任があるのでしょうか?自分はそうは思いません。客(消費者側)にも責任はあるはずです。世の中にはアルコールだけでなく、数限りなくいろんなアレルギーの人がいるはずで、そのすべてに対応しようとしたら大変なことです。この場合は客の側から聞くべきことなんじゃなかと私は思います。
ケーキに限ったことでなく、不動産に至るまですべてのモノにこのような傾向があてはまるような気がします。「あなたが・・・してくれなかったから!」って台詞は甘えがあるんじゃないでしょうか?相手方が隠蔽するような悪意に満ちている場合は別ですが、善意の場合は消費者側にも注意義務があるはずです。一方的に相手が悪いっていうことって、世の中にはそんなに存在しないと思います。多くの人が50・50の感覚を心がけることで、これ以上煩わしい世の中にならないことを望みます。自分も安全かつシンプルな不動産の取引を心がけまーす。