第119話「Tsunami」
スルガ、ゼファー、アーバン・・・とつぶれ、ココ数ヶ月、不動産会社倒産に関する見出しが異常なくらい多いですね。駅の売店、つり革広告etcいたるところで目にします。それもそのはず、1990年の「総量規制」(不動産業向け融資規制)から数えると18年ぶりの大きな不動産不況の波ですから、たまりにたまったいろんなものがドット流されて・・・ということなのでしょう。
同じ業界人として、鬼の首を取ったかのようなこれらの記事をみると、「この業界やっぱりよく思われていないなぁ」と感じます。不動産業のイメージはやっぱり「悪徳」なのですね(笑)違う表現をすれば、ココ十数年、不動産流動化事業ブームにも乗って、それだけいい思いをしてきた、また、世間からうとましく(うらやましく?)思われてきたと言うことなのかもしれません。
前にも書いたかもしれませんが、不動産を売買(転売)して儲けるのは、株といっしょでバクチです。当たり前の話ですが、相場が上昇しているときは誰でも儲かりますが、下落時に所有していれば、予想をはるかに超えた多額の借金だけが残ります。会社はあっという間につぶれ、人生もメチャメチャになるはずです。不動産業の一部はそういう方々で構成されているのです。
上場会社ですら、所詮、金融機関に資金を引き上げられてしまえばすぐ死んでしまう弱い存在のなのです。何か悲しい感じすらしてしまうのは私だけでしょうか。「不動産屋は悪徳」と後指を指されつつも「不動産を通じて人とお金との良い付き合い方を研究する」などど、そんな無謀な強がりをいつまでほざくことができるか?(笑)弊社の課題です。よーし、次の津波が来るス・コ・シ前までがんばるぞー
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