第12話「実録! 大地主」
あなたは大地主さんと接したことがありますか?私の独断と偏見による大地主さんの定義は、東京では1000坪(約3300平米)以上土地を持っている人(個人)といった感じでしょうか。
なぜ、彼らはこの「狭い」「高い」東京で一人で1000坪以上の土地をもっているのか?答えはご想像のとおり農業関係に従事されているためです。(現在は辞められて、アパート・駐車場経営をされている方を含む)
ゼンリンの地図(必殺不動産屋Goods)を眺めていると、超大物政治家、財界人のご自宅もごく少数見受けられますが、やはり、個人で1000坪以上の土地を持っている大多数の方は前述の方だと思います。
「俺(私)も東京で1000坪もってたらなぁ・・・500坪売って現金にして、あとの500坪でマンション建てて、最上階に住んで、残りは賃貸にまわして・・・ベンツ買って・・・年2回海外旅行いって・・・ふっふっふっ」想像すると脳から良いホルモンが出そうですね。
しかし、前述の人たちの土地所有の考え方のほとんどは、あなたとは違うと思います。「この土地は自分のものではない。先祖代々受け継がれてきたもので、自分の代で減らす(売る)のはもってのほか、少しでも増やして子孫に引き継がなければ・・・」
ご存知のとおり現在の日本は、3代受け継ぐと財産がなくなるような税制(相続税、固定資産税等)になっています。前述の人たちはそれらをかいくぐるべく、知恵(資産活用)と努力(質素な生活)で自分たちの土地を守っているのです。もちろん例外の方(放蕩地主)もいらしゃいます。そのお話はまたということで・・・
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