第121話「もじもじ君」

著者
m.yoshida
2008/11/10
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人にたいして「まあ、今回はいいかな・・・」と良かれと思って一度やってしまうと、その関係を元に戻すのは結構難しいものがあります。受けた側からすれば、自分からリクエストしたわけではないし、あえて断る理由はない訳です。その受けたもの(事)がその人にとって都合が良ければ良いほど、できればそのままでと考えるのは当然のことかもしれません。「最初のボタン掛け」は重要です。

時間が経てば経つほど、その関係が熟成してくると、元に戻すのはさらに難しくなります。与えている?側も最初はよかったけれども、その時々で時間的、経済的にキツク感じてしまうようになる。そのつらさを顔や言葉で表現することは、その手(与える側)のヒトにとっては結構苦手な行為なのではないでしょうか。相手がそろそろ気づいてくれて、立場を変わってくれるとか、何かお返しをしてくれるだろう・・・なんて考えることほど愚かなことはないかもしれません。

例えれば、「同窓会の幹事は同じヒトがやることが多い」ということでしょうか? 受け手側は与える側が好きで(得意だから)やっていると解釈しているのか、めんどくさいからやりたくないというどちらかの理由だと思います。確かに与える側も少なからず「キモチイイ」と感じている瞬間もあるかもしれませんが、受け手側のヒトはそれにあまり依存することなく、たまには逆の立場を自発的に挑戦してほしいものです。

最近、オヤジ二人きりのゴルフ帰りの車中、「交通費3000円いただいてもよろしいですかね・・・」たかがこのチッチャーな台詞を言うために、何十年ぶりに(笑)、初めて女性の手を握ろうかどうしようか迷って、もじもじするような状況になりました。もしかしたらそのぐらいのことなので、相手も私に気をつかって、同じようにもじもじしていたのかもしれません(笑) とにもかくにも、いろいろなヒトと良い関係を維持するのは大変なことです。

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