第129話「マイケル・ジャクソンを偲んで」
2009年6月25日、マイケル・ジャクソンが死亡した(らしい・・・)。彼のここしばらくのニュースといえば、ゴシップばっかりだったので、アーティストとしてのイメージは薄れていた感があったが、亡くなった後、往年の曲やビデオが頻繁に流れるのを目や耳にして、彼の偉大さをあらためて思い知らされた気がする。
先日、昼食を食べていたら、ジャクソン5(10歳くらいだろうか?)だった頃のビデオが流れていた、いうまでもなく驚くほどの歌のうまさとリズム感だ。まだ、それほど売れる前だっただからか、歌い終わると、愛くるしい笑顔で、司会者のエドサリバン?に一生懸命アピール(営業?)していた。
幼い頃から生き馬の目を抜く世界で、こんなに一生懸命仕事をして、どれだけ大変だっただろう・・・なんて思うのは凡人の感想かもしれない。でも、もっと大変だったのは、頂点を極めた「スリラー」を発表した20代中盤以降だったのだろう。その後の20数年間は誰も想像できないほど過酷な人生だったのではないだろうか。
以前は、ネバーランドと聞いただけで気持ち悪い気がしたが、彼が犯罪を犯していないのであれば、昔買えなかったプラモデルを大人がコレクションしているのと変わらないことのような気がする。人生のある時期を犠牲にして、それを取り返したくなる・・・そういう思いを持っている人は結構いると思う。尋常でない犠牲をはらって、珠玉の作品を与えてくれたマイケル・ジャクソンに感謝したい。
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