第145話「釣りに例えると・・・」
先日の日経新聞にちょっと明るめな記事がのっていましたが、まだまだオフィス賃貸状況は厳しい状況下にあるようです。釣りに例えると・・・釣り人(不動産屋)がいっぱいいて、魚(テナント)が少なく、水温がとても低い(景気が悪い)ので、釣り人がいくらオイシそうな餌を魚の鼻先にちらつかせても、見向きもせずに、逆に逃げていってしまうといった感じでしょうか?
釣竿、糸、浮き、針、餌、釣り人モチベーション等々、すべてに気を使い、行き届いていたとしても、現在の状況下で魚(テナント付け)を綺麗に釣ることは至難の業かもしれません。状況が変わるのを待つしかないのでしょうか?
いやいや、不動産屋はタクマシイ(笑)手をかえ品をかえいろんなことを考えます。賃料等の条件を下げるだけでなく、フリーレント、ビルオーナーからの手数料のアップ等々これらを駆使します。まともに釣れないのであれば、針をいっぱい付けて引っ掛け釣りか、網ですくってしまうか、水中で大きな音を出して魚を気絶させたところを・・・なんて感じもあるのかもしれません?
過去の経験則だけで、釣り糸をたらしていたら、ミイラ化してしまう可能性が大です。いままで行った事のない場所にも行き、使った事のない道具も使い、何時でもモチベーションを高く保ち続ける。不動産業界に限らず、どの業界の方も同じ思いだと思います。この状況を当たり前と受け止めて頑張りましょう。
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