第155話「オフィス防災事情」

著者
m.yoshida
2011/09/09
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数日前、管理しているオフィスビルのテナント社長から、「防災時の緊急避難先を教えてほしい」と連絡をもらい、○○区の防災課に問い合わせた。近隣の一時避難先は教えてくれたが、とてもこの周辺の就業人口を抱えるだけのキャパがあるとは思えない、狭い公園等だった。しかも、そこには、飲料水や食料の備蓄はなく、それについては個々の会社で整えてほしいとの回答だった。

現実的な話、都心の就業人口のすべての一時避難先、飲料水、食料を確保をすることは難しい話なのかもしれない。しかし、そうであるならば、役所のほうから、各企業に対して、災害時のリスクを多少なりとも回避するための、現在の状況やガイドラインを自らアナウンスすべきことではないのか? 自分と自分の周りの勉強不足なら良いが、いったいどのくらいの人がこのような事実を認識しているのだろう・・・

3.11のとき、近傍の○○小学校では就業者が避難してきたことによって、住民の避難が十分に行うことができず、住民からクレームがあったそうだ。役所の姿勢としては、住民が優先で、就業者には手が回らないというのが、どうも本音のようだ。役所に文句を言ったところで、解決できるかわからないし、たとえ解決したとしても、相当の時間がかかりそうなので、当座、企業、就業者は災害時に備えて自衛の手段を講じるしかなさそうだ。

今回、このちょっとゾッとする、ヒアリングをしたおかげで、簡易トイレ、携帯コンロ、やかん、らんたん、マスクetcについては建物所有者側に費用負担及び備蓄をお願いした。テナント側には飲料水、食料を各自で確保していただく事をお願いした。金額的にはそれほど負担のかかることではないと思う。貸す側、借りる側、就業者、経営者の方是非ご一考を。

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