第202話「所有からシェアへ」
コワーキングスペースを運営しているとなおのこと、所有からシェアへの昨今の早く大きな流れを感じる。しかしここまで時代の流れが早いのもいかがなものか・・・ 若い人たちの価値観によるものだけではない、いや、年齢層が上の人たちも所有し続けたいと思っていてもそれが許されない、継続ができなくなっているといった表現の方が的確な気がする。
「別荘と妾は持つな」という諺は正にごもっともだと以前から思っていたが、それが現在、全てのものに当てはまってしまうようになったということだと思う。車、家、人、もちろん情報に至るまでありとあらゆるものが、所有(独占)から共有(シェア)へと動いている。
もちろんシェアにはいいところがたくさんある。しかし、その手軽さ、自由さに伴って弊害も当然生じる。それを理解した上で、この大きな流れを受け止めなければならない。世の中の流れに逆らうことはできない。
情報力を駆使することによって「お寺の一角を一時借して、そこにケータリングを呼んで皆で食事をする」なんていうことができたりする。地道に商売をしている飲食店でも、高感度の客(大方の人は高感度になってしまったか・・・?)からすると、同じ空間、同じ料理、同じ店主の店に行くことは退屈?で、店側は飽く無き新規顧客の開拓か、変化し続ける運営形態を考えなければならなくなっている気がする。
こんなことを書いている私自身が実は変化を嫌がっているのかもしれない・・・(笑)受け入れる柔軟性と、止める強さを持ち合わせ、たくましく生きていきましょう(笑)
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