最近、大手不動産会社も含めて、ネットを利用する顧客に対して力を入れてきている会社が増えてきました。第13話その1でも少し書いたのですが、株とか本とかに比べると不動産とネットは相性の悪い組み合わせではないかと思います。

不動産会社各社もご多分にもれず、Webをより進化させて、物件を単に文字表示だけではなく、動画使って見せるような会社もドンドン出てる（既にある？）と思います。

もちろん情報は多くあったほうが、買う（借りる）側にとっては有利なことだと思うのですが、それがあることで安心（信用）して、チェックしなければいけない事柄を、決して省かないようにしてほしいのです。

特に人生の大事なかなりの時間をそこで過すことになる、「住宅」をご購入される方は、イヤッというほどしつこくチェックをしてください。私たちはお客様に是非やって欲しいことのひとつとして「朝・昼・晩物件を見に行って下さい」と申し上げています。住まう側の価値観が何より大事な判断基準になる、物件の周りの環境は朝・昼・晩本当によく「顔」が変わるものなのです。

不動産物件はそれ自体はもちろんのこと、その周りも含めて、あなたの五感で必ずチェックをしてください。不動産屋がいくら美辞麗句を言おうと、Webで物件が事細かに実況中継されていようと、多額のお金を払って、そこに住まなければならないのはあなたです。めんどくさくても原始的な方法を取ることが、良い不動産に巡り合える一番の方法だと思います。