第52話「少林寺拳法 後編」

著者
m.yoshida
2003/02/10
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少林寺拳法の技は、「剛法」(相手を倒そうとする技)突き・蹴り等の攻撃技、受け、かわし等の防御技と、「柔法」(相手を制しようする技)固め等に大別されるのですが、いざ、私がそれらの技を練習してみると、防御技、及び柔法は覚 え、動きともに自分の想像を絶するデキの悪さでした。

なぜ出来が悪いか?その答えは、私の今までの生きてきた中(辞書?)にはそ れらの考え方、動きというものが、ほとんどなかったからなのです。つまり、「受ける」とか「かわす」とか「相手を制する」ということを、意識的に行ったことがなかったということがこの年になって分かったのです。

例えれば今までの私は、キライな人・仕事に関わらなければならないとき、無視する (やらない)か、相手の話を聞かず(受けとめず)、徹底的に自分の考え・行動を押 し付ける(私的にはこれが剛法の攻撃技だと思うのですが・・・)というやり方しか してこなかったということだと思います。

攻撃技を練習するときは、当然相手(受ける側)がいて、自分が磨かれる(活かされる)訳で、その相手に対して次は自分が練習台(受け)になる義務があります。まして「柔法」は(相手を制するためには)まず攻撃を行いその後に固め技を行います。これにも当然反復義務が生じる訳で、たまりたまって、プライベート37年分、仕事12年分、どれだけの義務が残っているのか・・・・・
がんばりまーす。皆様お手柔らかに。(笑)

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