第57話「カラス駆除 前編」
弊社の管理物件の敷地内の樹木にカラスの巣が2、3年前からできていて、毎年、梅雨どきになるとヒナが孵るらしく、ヒナ鳥をかばう親鳥の泣き声がかなり大きくなり、タイミング悪く近くを通る人は怖い思いをした人もいるらしいということは聞いていました。
先週、近所の方から、怖いので何とかして欲しいという苦情がきたので、やむを得ず、都知事肝入りの「カラス駆除部隊」に電話をしました。その翌日、坊主頭で日焼けした結構イカツイ感じの親方?と、細身で今風の若者二人が来てくれました。
巣がかなり高いところにあり、下からは枝葉で見えなかったので、状況確認のためカラス駆除職人チームを建物の屋上に案内しました。屋上にあがると、巣とほとんど同じ高さで、かなり近づいてしまうので、とたんにカラスの鳴き声は大きくなり、親鳥2羽が彼らに威嚇をはじめました。その際彼らは親鳥に向かって手をたたき、大声だして、対抗していました。あとで聞いた話ですが、カラスは威嚇をする際2羽以上で攻撃対象を挟み撃ち(一方がおとりで、一方が背後から攻撃)してくるそうです。やはり頭いいですね。
彼らが巣のそばで戦っているから、私は大丈夫だろうと、前日の大雨で、水が溜まっていたのを、排水溝に流そうなどという余計なことをしていたら、私も同罪らしく、カラスは油断している私の方を襲って来ました。いきなりで、ちょっと怖かったので、思わず大声をだしたら、職人チームにかなり笑われてしまいました。
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