第62話「土下座」
みなさんは土下座ってしたことありますか?
私自身、ふざけてやったことは何度かありますが、真剣にやったことは今まで1度です。あまり思い出したくないので内容は勘弁してください(笑)。
TVの時代劇などで、結構当たり前のように、畳に頭をなすりつけるようにして、お辞儀(土下座?)をしているシーンを目にしますが、日本古来の作法(武道系)で座ってお辞儀をする場合は相手が見えなくなる状態まで、頭を下げることはしない(逆におかしなことだ)そうです。ちなみに、少林寺拳法でも目線を切って、頭を下げることはしません。
相手が見えなくなる状態(無防備)な状態をつくるということは、かえって相手との関係をおかしくすると私は思います。正座をした状態でも、もし、相手がおかしな行動をしてきたら、スッと立ち上がって身を守ることができる状態で礼をするのが、本来の形だそうです。
お客さんに「この建物のことは君にすべて任せるから好きなようにしてよ・・・」なんて言われると単純な私なんかは一瞬とても喜んでしてしまうと思うのですが、やはりよくよく考えるとゾットします。良く理解すれば、強い信頼関係があるということになりますが、悪くとれば、依存しすぎているということになると思います。
依存はよくないですよね・・・お互い心地よい緊張感があって、ある程度の距離をおかないと良い関係は持続しないと思います。さらに話を掘り下げると、日本とアメリカの関係の話しになって・・・、それだから日本人が骨抜きになって&イラクに自衛隊派遣するとどんなことになるか覚悟できてるのかなー?なんて長い話になりそうなので、皆様、取り急ぎ無防備なお辞儀は止めませんか?(笑)&よいお年を。
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