第76話「ドロボ~ その1」
1月26日朝、鍵を開けて事務所に入ると、いつも閉まっているはずの女性スタッフのロッカーが空いているのが目に入りました。「なんか変だな?」と思いながら、さらに何歩か進んでみると、私の机の下に鎮座してあるはずの耐火金庫が横倒しになっていて、通帳等が散乱していました。
弊社事務所は1階にあるにもかかわらず、入って左側は居住用のサッシになっています。なので防犯用のアルミの格子がサッシの外側についています。換気好きの私は、格子が着いているから大丈夫だろうと、今の事務所に引っ越してから5年程サッシはほとんど開けっ放しにして帰っていました。今にして思えば本当に無用心ですよね。
気づいてからすぐ警察に電話をしましたが、警察の方が来る間、モノには触らないようにして、自分なりにチェックしてみて思ったのは、格子、耐火金庫ともに一人でさほど時間、エネルギーも使わずに簡単に破っていったのではないかということです。なぜ、そう思ったかというと、外した(壊した)格子は一本ずつ丁寧に壁に立てかけてあり、こじ開けられてた金庫はそれほど傷がついてなく、結構キレイだった(苦闘した感が全く感じられない)からです。
しばらくすると、警察の方が10名ほどいらっしゃいました。写真をとったり、指紋をチェックしたり、あ、指紋は私のも取られました、指10本+手形まで・・・年輩の刑事さんらしき人の話によると原宿署管内で年明けから空き巣が既に13件あったとのことでした。なかなか捕まらないらしいです。(つづく)
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