第120話「諸悪の根源」
10月になっても優勝の行方の決まらない巨人vs阪神をテレビで見ていたら、「米欧中央6行協調利下げ」なんて臨時ニュースが流れて、とうとう日本のミニバブル崩壊にととまらず、世界大恐慌再来も現実味を帯びてきました。この大荒になった諸悪の根源のキーワードは弱肉強食的資本主義でうまれた「証券化」という気がしてなりません。
汚染米の事件も証券化された不動産と似ているような気がします。取り扱い要注意のまとまってあったモノが、次から次へと転売され所有者が変わり、それらがいろんなところに散らばっていって、どこのバルク?どの製品?に混入されているのか、当事者でさえも訳が分からなくなってしまうと言った感じで。
不動産、汚染米だけでなく会社についても、プロジェクト・ブランドを立ち上げて、軌道に乗せたところで早々に会社ごと売却してしまうといった話をよくに耳にします。それらすべてが悪いことではないのでしょうが、残された従業員や顧客に腐心して売却を行った経営者がどれだけいるのか・・・
話が散らばりましたが・・・ なにか長く所有(同じ仕事をしている)と言うことが愚かなことのようにすら感じてしまいます。でも、逆に今回の大不況がもとで、地道に同じ味を守り続けている人や企業が、もう少し世の中的に評価されてくるんじゃないかと勝手に前向きに考えている今日この頃です。
最近この手の話題ばっかりでつまらないですね。
次回は話題が変えられるよう努力します。
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