数日前、NHKの番組の「老いてこそ挑め～三浦雄一郎　８０歳のメッセージ～」を見た。年をとっても肉体的にはトレーニングをすることで、身体能力が向上するということは何となく分かっていたが、それが脳にまで影響を及ぼしているという科学的な検証は興味深かった。

三浦さんは登頂前に行われた脳科学や心理学の調査で、１６０００人余りの中高年の中で「人生の目標」に対する意欲が突出していたらしい。MRIで脳を調べたところ、一般男性に比べ脳の委縮が少なく実年齢より１５歳近く若い状態だったとのこと。

自分サイドの話にからめると、叔母の痴呆症が悪化して、数か月前から介護施設にお世話になることになった。叔母には少し失礼な話だが、自分の身近にいる同世代の人に比べて、彼女は人との関わりや、やらなければならないこと、目標等が少なかったり、薄かったような気がする。

多くの人が明確な目標を持とうと思っているはずだけれども、いろんな事情や環境で、見失っている人、明確になってない人が自分も含めて多数派のような気がする。今からでも全然遅くない、明確な「目標」をもって、それに対して日々準備（努力）しなければいけないと、反省した次第でございます。