第177話「いまでしょ」
メディアでしか拝見したことがないが、「いまでしょ」の林修さんにはまっている。自分と年齢がほぼ一緒ということもあるのかもしれないが、スゴク魅力的だ。数か月前に見たTVのおかげで、単なる際物の予備校教師ではないことが分かってからというもの、彼がTVに出ていると食い入るように見てしまう。
今日の昼も、夜からやる番組の番宣らしく、過去に放送されたものだったが、またまた釘づけになった。所謂、勉強に全く興味のない、大学受験におおよそ無縁の中卒や高卒の一見不良?に見える若者たちの前で彼が講義をするという設定だった。
林さんはあえて彼らの興味を引こうとしなかった。まず自分の職業は予備校教師という職業で飯を食っている・・・とガチンコのあいさつをするやいなや、彼らに東大向けの難解な現代文のテストをやらせた。この番組のさわりの部分だけで、またまた強烈に引き込まれた。
自分の勝手な解釈もはいっているが、林さんは
難解な現代文を読み解くということは→分かりづらい人の考え方を理解できるようになる→人生の選択肢を広げてくれる→人生が豊かになる という説明をしてくれた。こんなに現代文(国語)の先生がいたら、国語をもっと真剣に勉強したかもしれない(笑)
その番組の中で彼は自分一人の力なんてとてもちっぽけなもので、それを補うために、過去の歴史上の人物や、書物からいろいろなことを学び、かつ、自分の不得手な人の考え方も理解できるようになることが、大事といっている。まあ、年を取った今だから大きく共感できるのかもしれないが・・・「いまでしょ」という彼の言葉は自分の中ではどんどんディープになっていくばかりだ。
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