第209話「短所を強みに変える」
誰しもが短所をもっている。もしそれを長所(強み)にかえることができたなら、どんなに大きく変わることができるだろう・・・ 容姿や性格は実質的に大きく変えることは不可能ですが(あ、顔を整形すると大きく変わることはできるのか・・・)考え方で可能ではないかと私は思っています。
私の不動産の師匠K氏はとても体が小さく、本人談は159cm。だが、実質的には155cmぐらいだろう・・・(笑)しかし、当時の彼の仕事中の迫力は半端ではなかった。20数年前の怖いもの知らずの私でも怖かった記憶がある。私がK氏の会社に就職してすぐ、カラオケをする機会があった。その時K氏は酔いも手伝ってか、新入社員の前で踊り出した。体が小さい人が踊ると本当に滑稽で子供が踊っているようで、そのギャップにかなり笑えた。しかしその時ハッとしたのは、K氏はこれを仕事の武器として当たり前のように使っているということだ。
K氏には体が小さいことを逆にネタにして、相手の記憶の中に強く入り込むという場面を何度も見せてもらった。自分の殻や、見栄は捨てて最大限に自分を利用するといった表現がいいのかもしれない。K氏は当たり前のようにやっているが、私はその度凄いなと感動していた。
K氏ほどではないが自分にもある。40歳前後で椎間板ヘルニアのような症状がでて、腰痛が酷くなってきた。靴ひもを結ぶこともできないくらいだ。マッサージや鍼、ジムにも少しは通っていたが、根本的には治らない。人より背骨が真っ直ぐなので、腹筋、腹筋背筋をマメにつけていくしかないというのが大方のプロの見方だった。結果何をしたかというと、今までイヤイヤ週1通っていたジムを週2~3にした。それまでは一人でマシンと水泳をやって帰るというスケジュールだったが、藁にもすがる気持ちで、オバチャン達がやる、見た目地味なグループエクササイズに参加した(笑)プログラムとインストラクターの良さが相まったおかげで、ジムに行くこと自体が楽しくなり、いまでも当時と同様、週2~3回マメに通っている。そのお陰で腰痛はほぼなくなり、50歳になった今の方が多分健康だ。
K氏の話と私の話はかなりレベルが違う話だが、自分の短所を正確に把握して(自分受け止めて)それを活かすことを考え行動に移すことができれば、一朝一夕では変えることはできないかもしれないが、逆にそのことによって自分の強みができてしまうようなことは誰にでもあるのではないでしょうか・・・?と今回は偉そうに書いてみました(笑)