第205話「Airbnb」
ここ数ヶ月Airbnb「民泊」の記事が紙面を賑わしている。当初は旅館業法に則ってNGのような雰囲気があったが、先日の日経新聞の記事によると「訪日客急増に対応、許可制で全国解禁」なんてイケイケの状態になりつつある状況だ。
実際、ネットを検索してみると、弊社がある新宿から代々木の狭いエリアですでに50件以上の宿泊可能な部屋がAirbnbのサイト上には存在しているようだ。まだ大部分の賃貸人が知らない状態(賃借人が契約違反の状態)で行われているものが多数でなないかと推測する。賃貸人もその建物に居住していなければ、Airbnbの利用者か?賃借人の友達?恋人?の見分けはつかないだろうから・・・
お上もどうやってこれ取り締まるつもりなのかとても興味がある。賃貸人よりさらにAirbnbの利用者か否かの判定は難しいし手間もかかるはずだ・・・ 飲酒運転の取り締まりのような、見せしめ的な感じでやるしかないと思われるのだが・・・
思い起こせば15年前、新宿駅にほど近い新宿4丁目のエリアの旅館(日雇いの方たちが主たる顧客だった)を辞めていただき、そこに建物を建て、アパレル会社にテナントで入ってもらうといった仕事をいくつかやらせてもらった。 旅館業としての形態は異なるが、旅館業がこれだけ注目されると誰が予想したことだろう・・・ 時代が想像もしない方向に勢いよく流れていくのを間近で体感させてもらっている。
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